第4回ツアー 十二~十五番札所



  十二番:正法寺 十三番:石山寺 十四番:圓城寺 十五番:観音寺
    
 十二番札所 正法寺(別名:岩間寺)
           しょうほうじ

 正法寺は滋賀県と京都府の県境にある岩間山(標高443m)の山頂近くに位置し、一般に岩間寺(いわまでら)とよぱれる。寺伝によれば、養老6年 (722年)に元正天皇の勅願で、泰澄大師が桂の霊木に刻んだ千手観音を本尊として創建したとされている。

 当寺は近畿十楽ぼけ封じ観音霊場の4番札所ともなっており、健康長寿やぼけ封じを願う参詣者も絶えない。また本堂の横の池は松尾芭蕉の名句「古池や蛙飛びこむ水の音」で詠まれた池と伝えられ、芭蕉直筆の句碑が立つ。

入山口に立つ仁王像(岩間寺に山門はない)

本  堂

護摩道場 御 朱 印


松尾芭蕉ゆかりの池
芭蕉直筆の「古池や蛙とびこむ水の音」の碑が立っている。


 十三番札所 石山寺
         いしやまでら

 石山寺は琵琶湖から流れ出る瀬田川のほとり、伽藍山(239m)の麓に位置する。巨大な硅灰石(けいかいせき・国天然記念物)の上に立つことから石山寺の名が付いた。縁起によれば、天平19年(747年)に聖武天皇の勅願で良弁僧正が創建したとされる。

 当寺は清水寺(京都)や長谷寺(奈良)と並ぶ、日本でも有数の観音霊場で、京の都からほど近いことから平安時代には貴族の間に石山詣が流行。女流文学者の参詣も多く、『蜻蛉日記』『更級日記』『枕草子』などの文学作品にも登場する。紫式部は当寺に7日間参龍し『源氏物語』の着想を得たという。

山   門

石山寺の名の由来となった硅灰石(国の天然記念物)

本   堂

本堂にかかる提灯 御 朱 印

紫式部の像 紫式部はここ石山寺にこもって
源氏物語の構想を練ったといわれている。


本堂から境内を 木々の若葉がきれい

境内に咲く花
(コバノミツバツツジとヤマザクラ)


 十四番札所 圓城寺(別名:三井寺)
          おんじょうじ

 園城寺は滋賀県大津市園城寺町にある天台寺門宗の総本山。山号を「長等山(ながらさん)」と称する。一般には「三井寺(みいでら)」として知られる。三井寺の名は境内に三帝(天智・天武・持統)の産湯に使われた霊泉があり、それによって「御井の寺」とよばれたことに由来する。

  三井寺は国宝10件、重要文化財42 件を所蔵する文化財の宝庫。なかでも豊臣秀吉の正室北政所が再建した国宝の金堂は威容を誇る。また、近江八景のひとつ「三井の晩鐘」は大津の街に荘厳な鐘音を響かせている。

山    門

観音堂への石段 私たちは観音霊場巡りの
ツアーなので、まず観音堂にお参りを。

観  音  堂 御 朱 印

金 堂 三井寺には本堂が無いので、
この金堂が本堂の代わりになっている。

 鐘 楼 近江八景の一つ「三井の晩鐘」で知られる鐘楼。
 鐘を突かせてもらうことが出来る。(有料・300円) ちと高いかな
 とも思ったが、ずっと前から「一度は突いてみたい」と思っていた
 ので奮発した。いい音色だった。(笑)



 閼伽井屋(あかいや) 三井寺の名前の由来となった井戸を覆
う建て屋。閼伽(あか)とは仏に供える水のことで、その水がわき
出る井戸(閼伽井)を覆う建て屋が閼伽井屋。その昔、3人の天皇(天智・天武・持統)が閼伽井の水を産湯に使ったことが由来と
なって三井寺の名が付いたと言われている。格子の間に耳を当てると、今も神秘的な水音を聞くことができる。



境内に咲く枝垂れ桜


 十五番札所 観音寺(別名:今熊野観音寺)
          かんのんじ   いまくまのかんのんじ

 観音寺は京都市東山区泉涌寺山内にある真言宗泉涌寺派の寺院である泉涌寺(せんにゅうじ)の塔頭のひとつで、今熊野観音寺とも称される。山号は新那智山。本尊は十一面観音(秘仏)。
 塔頭(たっちゅう):お寺の境内に建つお寺。寺内寺ともいわれる。

 寺の縁起によると、弘法大師がこの地で熊野権現に出会い、観音像を託された。そこで自ら十一面観音像を刻み、その像を胎内に納めて堂を建立した。これが今熊野観音寺の始まりといわれている。本尊は頭の悩みや知恵授けに霊験あらたかな「頭の観音様」として広く信仰されている。

参 道 朱塗りの橋と青モミジのコントラストがきれい。

太 子 堂 御 朱 印

本    堂

若葉に覆われた参道
ここを歩くと身体中が緑色に染まりそう。



 十二番札所の正法寺を除いて3つのお寺はすべて街中にあるし、正法寺もお寺のすぐ近くまでバスで行けたので、4ヶ寺とも比較的楽にお参りできました。名残の桜もきれいだったし、色鮮やかな青モミジも見られたのはラッキーでした。いつもこんなに楽なコースだったらいいのにね。(笑)



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