佐渡ヶ島の名所旧跡めぐり
 ( 2018.05.22~24 )

 突然ですが、「佐渡ヶ島」と聞けば、あなたは何を思い出されますか? 私の場合は佐渡金山・朱鷺(トキ=天然記念物の鳥)・佐渡おけさ・・・あたりでしょうか。旅行社のツアーに参加して、そんな佐渡ヶ島の名所旧跡を巡る
2泊3日の旅を楽しんできました。

大野亀に咲くトビシマカンゾウ


今回のツアーの観光コース

・佐渡金山見学
  江戸時代に栄えた金山の坑内を見学しました。

・トキの森公園散策
  国の特別天然記念物のトキが飼育されている
  公園を見学しました。

・遊覧船で尖閣湾周遊
  30m級の尖塔状の断崖が連なる尖閣湾を
  クルージングしました。

・大野亀のトビシマカンゾウ観賞
  海岸近くの斜面に咲くトビシマカンゾウを
  観てきました。

・小木のたらい舟体験
  小木湾でたらい舟に乗って、小学生以来
  何十年ぶりかで櫂(かい)を漕ぎました。


佐渡金山見学

 佐渡金山は、近世におけるわが国最大の金銀山。開発は慶長初期(1590年代)にさかのぼるといわれている。江戸時代を通じて幕府直轄のもとに運営され、幕府の重要財源であった。明治維新後、政府は洋式の技術を採用して近代化をはかったが、明治29年民間へ払い下げられた。

 現在は採掘される金の値段と労働賃金がつりあわず、採算が取れないため、採掘を中止して観光施設となっている。坑道の総延長は約400kmに及ぶが、そのうち約300mが観光ルートとして公開されており、採掘風景を再現した人形が坑内各所に設置されている。

見学コースの入り口







見学コースの出口・・・というか、もう一方の入り口。
我々が入った入り口よりも、こちらの方が立派。(笑)

 道遊の割戸(どうゆうのわれと)

 道遊の割戸は佐渡鉱山の優良鉱脈の一つである道遊鉱脈の、江戸時代の露天掘りのあと。慶長の初めころ、金銀を求めて人々はこの山の前や後からたくさんの坑穴を掘り、鉱脈を追った。金掘大工の握るノミが何十年の歳月の間に山を掘りくずし、大きな山を二つに断ち割った。頂上部の裂け目の間隔は約30m、深さは74mある。


トキの森公園散策

 卜キの森公園は佐渡ヶ島の中央部に広がる国中平野東側の新穂地区にある、卜キの野生復帰の取組みを行っている施設をもつ公園。(広さは約6ha)木立に囲まれた緑豊かな公園の中には「卜キ資料展示館」「卜キふれあいプラザ」や、「飼育ケージ」などがある。

トキの森公園の入り口

 トキについて

 トキはペリカン目トキ科の中の一属一種に分類される鳥。(学名はニッポニア・ニッポン) 全長76 cm、顔と脚は赤く、頭に冠羽があり、体は淡いピンクを帯びた白色の羽毛で覆われているが、繁殖期には頭から背中にかけて灰色になる。


 かつては、日本各地で見られ、佐渡にも数多く生息し、山間の湿地や水田でドジョウや昆虫などを捕食する姿が見られた。しかし、明治以降日本中で乱獲などによりその数が激減し、1934年に天然記念物、1952年には特別天然記念物に指定された。バスガイドさんの説明によると、現在の個体数は飼育されているものが約200羽、田畑などの自然界で自立生活しているものが約300羽だとか。

 トキ資料展示館

 保護増殖、野生復帰の取組みなどの資料を多数展示しており、観察回廊からは隣接する佐渡卜牛保護センターのゲージにいる卜キを観ることができる。



資料館の館内



 金網越にトキを


公園の中は緑がいっぱい


 卜キふれあいプラザ

 ゲージ内にビオトープや水路、止まり木など卜キの生育環境を再現し、トキの飛翔、採餌、巣作りなど卜キの生態を間近で観察できる施設がある。

ケージの中で子育てをするトキを、遠くから
金網越に観察することができる。(左がヒナ)

 ケージ内のビオトープを歩き回るトキ

 ケージの中に作られたビオトープ(人工池)でエサを探すトキの姿を観察室の窓(マジックミラー)から見ることが出来る。



ビオトープでエサを探すトキの動画
 右の写真をクリックすると、ケージの中でエサを探して動き回るトキを動画でご覧いただけます。このページに戻るには、動画の画面の右上の×をクリックしてください。

 画面の下に幾つかのメニューが出た場合は、「ファイルを開く」「許可する」をクリックしてください。


 田んぼの中でエサを探すトキ

 上に書いたように、日本では自然界(里山の森や田んぼ)で暮らすトキは300羽ほどいるらしいが、ここ佐渡でも田んぼでエサを探すトキを時々見かけるらしい。このツアーでも、ラッキーなことにバスの車窓から5ヶ所でトキを見ることができた。ガイドさんが「ほら、あそこにトキが」と言う度に、乗客は右の窓へ左の窓へと移動し、バスの中は大騒ぎ。(笑)

 因みに、これらの田んぼでは必要最小限の農薬しか使われていないらしい。トキのエサとなるドジョウや蛙や小魚が生息出来るように、また、それらの小動物が農薬で汚染されなういようにとの配慮から、有機栽培を行っているとのこと。そんな話しを聞くと、農家の皆さんの優しい心遣いが伝わってきて、こちらまで心温まる思いがする。

トキの森公園の近くにはこんな田んぼがたくさんあり、
運が良ければトキの姿を見ることができる。


田んぼの中でエサを探すトキの動画
 右の写真をクリックすると、田んぼの中でエサを探して動き回るトキを動画でご覧いただけます。旅行前からこんなシーンを撮りたかったので、実現できて大満足です。(笑)

 画面の下に幾つかのメニューが出た場合は、「ファイルを開く」「許可する」をクリックしてください。



遊覧船で尖閣湾周遊
            せんかくわん
 尖閣湾は30mの高さの断崖が約2kmにわたって連なる、景観豊かな海岸に囲まれた湾。昭和7年(1932年)に文部省の天然記念物調査委員によって尖閣湾と命名された。その2年後に同省により名勝地に指定され、昭和25年(1950年)に国定公園に編入された。

 昭和28年(1953年)に、菊田一夫作の連続ラジオドラマ「君の名は」の映画化のロケがここで行われとことから、尖閣湾の名は一躍全国に知られることとなった。1971年には海中公園に指定され、さらに1996年には日本渚百選に選定されている。私たちツアーの一行は遊覧船に乗って湾内クルーズを楽しんだ。

遊覧船乗り場の上の高台から湾内を


遊覧船から見た尖閣湾を動画で
 右の写真にあるような遊覧船に乗って湾内をクルーズした。写真をクリックすると、湾内の断崖絶壁を動画でご覧いただけます。

 画面の下に幾つかのメニューが出た場合は、「ファイルを開く」「許可する」をクリックしてください。




大野亀のトビシマカンゾウ観賞
 おおのがめ

 大佐渡の北の海に突出する、高さ約180mの亀形の大きな一枚岩「大野亀」周辺の斜面では、トビシマカンゾウ(別名:キバナカンゾウ)の日本一の大群落が見られる・・・はずだったのに、時期的に少し早かったようで、緑の斜面にパラパラと咲く程度(1~2分咲き)だった。

大野亀(画面奥に見える山)の斜面に咲くトビシマカンゾウ
満開を期待して来たのに、まだ1~2分咲きだった。

花の盛期にはこんな景色になる。
(旅行社のパンフから引用)
トビシマカンゾウ
(別名:キバナカンゾウ)



小木のたらい舟体験
 お ぎ

 小木の集落に昔から伝わるたらい舟は、小廻りがきき安定しているので、昔から女性がサザエやワカメ漁に使っている。今では観光客がこの舟に乗って港内を観光することができる。佐渡の衣装に身を包んだ女性の船頭さんが漕ぐたらい舟は風情がある。

船着き場からたらい舟に乗り込む


たらい舟が浮かぶ様子を動画で
 右の写真をクリックすると、小木の湾内に浮かぶたらい舟の様子を動画でご覧いただけます。

 画面の下に幾つかのメニューが出た場合は、「ファイルを開く」「許可する」をクリックしてください。




おまけ・・・佐渡の民謡ショー

 ツアー初日の夜、宿泊したホテルのロビーで「佐渡の民謡ショー」が開かれた。5人の踊り子さん達が佐渡の民謡「佐渡おけさ」や「相川音頭」を踊ってくれた。動画を撮影したので、皆様にも「正調佐渡おけさ」の囃子と踊りをごらん頂きますね。



佐渡おけさを動画で
 右の写真をクリックすると、正調佐渡おけさの唄と踊りを動画でご覧いただけます。

 画面の下に幾つかのメニューが出た場合は、「ファイルを開く」「許可する」をクリックしてください。



ショーの最後には観客も踊りの輪の中に。


 佐渡へは50年ほど前に行ったことがあるのですが、当時のことは全く覚えていません。金山を見学したような、旅館で相川音頭の唄と踊りを見たような・・・。今回は盛りだくさんなコース設定で少々疲れましたが、田んぼでエサをついばむ朱鷺(とき)を見られたことが最大の収穫でした。他のコースにもそれぞれに特徴があって楽しかったです。


 電子雑記帳のメニューページに戻る
   他のページへ移る場合は左のメニューをクリックしてください。